SSTとは?
SSTとは、ソーシャルスキルトレーニングのことです。では、ソーシャルスキルトレーニングとは何でしょうか?それは、社会で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練のことを指します。
モデリング理論
人は経験から学ぶことができます。経験は大きく分けて2つに分類されます。一つは自分が直接体験する直接経験と、もう一つは他者の経験を見聞きする代理経験です。
1950年代以前には心理学の分野では、一般的に人は自らが経験した直接経験から学ぶ(直接強化・直接的学習)と思われており、他者の行動を観察するだけでは学ぶ(社会的強化・社会的学習、観察学習)ことはできないと思われていました。その考えを実験結果を通して変えたのがアルバート・バンデューラの「モデリング理論」です。
バンデューラは人は他者の行動を観察し、それを模倣する(見て真似をする)ことで学習できると考えており、それを「モデリング理論」として研究を行いました。
SSTの進め方
発達に特性のあるお子さんは、モデリングによる学習が苦手な傾向があります。空気を読んだり、何となくで行動することが困難です。そこでこのSSTというトレーニングが必要になります。
SSTの進め方は以下の通りです。
①教示 ことばやカードで教える
②モデリング 見本を見せる
③リハーサル 実際にやって見せる
④フィードバック 行動を振り返りほめる
⑤般化 どのような場面でもできるようにする
飯能市にあるウィズ・ユー元加治では、公認心理師の資格を持つ管理者兼児童発達支援管理責任者が監修したSSTを行っています。
こどもたちの普段の状況からSSTが必要な場面を切り抜いて、現状に応じたトレーニングを行います。実際に他人が演じて見せて確認すると、正しい行動や言動がわかっていることが多いです。気付きを得て、こどもたちの行動が変わっていくことを実感できるトレーニングです。
連絡先
ウィズ・ユー元加治
埼玉県飯能市岩沢804-2-101
☏ 042-978-8430
📧 with_motokaji@uppuppu.com
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